特定保健用食品制度では、これまでに1000品目を超える食品が許可されており、また6000億円を超える市場規模が保持されていることからも、制度に対する産業界の期待は依然として大きいものとなっています。
これまで当協会では、2007年に特定保健用食品の適正広告自主基準を策定し、9回の広告審査会を通じて、特定保健用食品の表示の適正化に努めてきました。
制度の維持・拡大に適正な表示が重要であることは言うまでもありませんが、今後、この活動をさらに発展させるため、「特定保健用食品の表示に関する公正競争規約」の策定に向けた取り組みを開始することにしました。
公正競争規約は消費者庁と公正取引委員会の認定を受けて設定する業界のルールであり、これまでに64業種で表示に関する規約が認定を受けており、各業種における表示の健全化に寄与するものです。
公正競争規約を策定することによって、特定保健用食品に対する消費者の信頼感が一層増すと同時に、事業者にとっても広告活動が行いやすくなります。
「特定保健用食品の表示に関する公正競争規約」の2020年度早々の運用開始を目指して、協議会設立準備委員会や表示連絡会などの準備を進めてまいります。
|