国民生活センターからの要望に対する当協会の対応について

(独)国民生活センターから公表されました@「関節に良いとされる成分を含む「健康食品」の調査結果について(8月7日公表)及びA「α-リポ酸を含む「健康食品」―販売の実態調査も含めて−」(9月18日公表)について、テスト結果では、上記@Aとも表示量に比べて実際の含有量が少なかったとの指摘があり、厚生労働省からの事務連絡でも「先般、(独)国民生活センターにおいて実施した、市販されている健康食品の主要原材料成分の含有量等調査において、製品に表示されている主要成分含有量が製品表示量より少量しか含まれていない製品が散見される等の報告が寄せられたところです。」とあります。

健康食品として表示値と実測値に差があることは、景品表示法等の問題となり、消費者の誤解を生む原因となりますので、健康食品を製造、販売、輸入される皆様におかれましては、この点に十分配慮いただきますようお願いします。

今回のテスト結果では、企業の方々から試験方法についての指摘もありました。コンドロイチン硫酸については、当協会の規格基準は、「ムコ多糖・たんぱく含有食品」であって、規格成分は、ムコ多糖・たんぱくの含有量であります。コンドロイチン硫酸の測定は、あくまでもたんぱく質との比率を確認するための試験となっていますことを付け加えさせていただきます。

なお、(独)国民生活センターより、「α-リポ酸を含む「健康食品」について、科学的根拠に基づく一日摂取目安量を設定」するよう要望を受け、α-リポ酸の規格基準作成に向け、準備作業に入ることとしました。


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